2015年6月17日水曜日

アイサイトで選ばれるレガシィでいいのか?

  まあ大体言いたいことは分ってもらえると思いますが、自動ブレーキが付いてるからレガシィを選ぶ!そういう時代になってますね。ユーザーがどう捉えるか?ではなくてスバルがアイサイト以外に新機軸を持ち込もうとしないクルマ作りをしてます。安全は確かに大事ですけども、レガシィ買ったユーザーが某メーカーの自動ブレーキを馬鹿にしてたりすると、なんかツッコミを入れたくなります(そんな勇気はないからブログで書くくらいですけど)。「なんでレガシィB4を選んだの?スバルがクルマにあまり興味ない人向けに作ったセダンがそんなに楽しいかい?」。

  400万円近くするクルマを買うからには、何らかの「こだわり」が欲しいんですよね。「400万円くらいで?」みたいなことを無神経に言っちゃう(クソ)セレブはとりあえず無視しておきましょう。たとえ年収が相当にあったとしても、やっぱり家族に何らかの説明をして、「私はどうしてもこのクルマに乗りたいんです!」みたいなことを言う義理ってあると思います。けれども最近では、いろいろなクルマが発売されていますが、そこまでムキになれるクルマはというと・・・相変わらず少ないです。「マツダやスバルがいい感じだから買いたい!」っていう具体性を欠いた理由は、「80年代車がブームだから・・・」とか「SUVがトレンドだから・・・」くらいに軽蔑すべき言い分です。会社でバカにされてるサラリーマンが言ってそうです。こういう人は、どうせ飽きっぽいでしょうから、もうずっとミニバンに乗っておけばいいと思いますけどね。

  スバルが日本人のそういった国民性を見抜いた上で、"アイサイト"レガシィB4を1グレード(内装バリエーションは無視)のみで展開しているならば、いよいよ協力関係にある大手の某メーカーのイヤなところがだんだん似てきちゃってますね。いやむしろスバルの方がしたたかかもしれません。アメリカで売っているB4にはフラット6の設定があって・・・ってまあそれだけなんですけど、ポルシェみたいなフラット6を積んだセダンに乗りたいんだ!くらいのほどよい「こだわり」がなかなか日本では手に入らないんですよ! アメリカ同様にポルシェが大好きな日本ですから、今ならばとっても欲しい!という人は結構いるんじゃないでしょうか。さらにMT設定なんてあれば、「こだわり」を通り越して「自慢」のクルマですね。中古車ならば2代前のレガシィ(BL型)にMTモデルではないですけど、「フラット6」を積んだ3.0Rというグレードがありました。モデル末期の2008年にはスバル初のアイサイトが装備されています(3.0Rアイサイトは販売期間が短いせいか幻の逸品?)。

  この頃のスバルには多くのクルマ好きから大きく注目されるだけの「華」がありました。幻の「3.0Rアイサイト」だけでなく、このレガシィをベースにした「S402」というクルマはスバルSTIのコンプリートカーで最も希少で、今でも検索すると新車時の販売価格を大きく上回る中古価格(BMWが新車で買えるくらい!)が付けられています。海外にまで名前が轟いたインプレッサだけでなく、レガシィにも「スカイライン34GT-R」や「NSX-R」くらいに熱狂的な人気で法外なプレミアが付いたクルマがありました。しかし先代・現行と2代の"高齢者向け"レガシィが続いたことで、そんな事実はもはや完全に風化されてしまい、「レガシィといえば警視庁のパトカー?」くらいの汎用モデルに成り果ててしまいました。アメリカでバカみたいに儲かって・・・そして「魂」を失ってしまったようです。

  もちろんスバルとそのユーザーだけが「微妙」だというわけでなくて、もっとタチが悪いのが、大して根拠もないのに「燃費と安全装備」だけのクルマにやたらと満足してしまっているアホメーカー&アホユーザーですね。「アホ」って言ってしまっているので、もうハッキリと言うことはできませんが、トヨタの同クラスのガソリン車よりも燃費がいい!って喜んでいる方を先日見かけましたよ。失礼ですが、「モード燃費」に躍らされて、なかなかマヌケなこと言っている自分に気が付かないようです。とりあえず「ハイオク」と「レギュラー」の差を忘れているんじゃね?という気が・・・。そしてDCTが日本の道路環境で易々と燃費が稼げるとでも思っているのでしょうか? 伝達効率が良い? ギアチェンジ繰り返すたびに空転しちゃってますけど大丈夫? 欧州のような定速走行がしやすいド田舎にお住まいなら全く結構ですけど、それなら都会人のクルマ選びにいちいち首つっこむな(笑)。

  あとは某国内メーカーなんですけど、現行モデルでは「運転の上手さを測る」とかいう超絶くだらない機械が勝手に付いてくるみたいです。はあ?バッカじゃねーの?基本的に運転がつまらねーからそんな「ゲーム機能」が付いてんの? ポルシェとかの荷重コントロールを測定する機能を、誰でも使いこなせる「カラオケ採点方式」にしてしまったみたいです。なんでもかんでもアイデアを出せばいいってもんじゃないし・・・そもそもンんで標準装備なの?有料オプションにすると誰も付けないからでしょうね。実はこのクルマ散々に試乗したんですけど、この機能で青とか白のランプが光ってうっとおしいし、車線逸脱するとピーピーとアラームが・・・いよいよ「アホ専用のクルマ」になってしまったようですね。このメーカー結構好きだったのにな・・・ご臨終か?

  スバル同様にこのメーカーも気に入らない事を、あれこれブログに書いていたら、ひょっこりと20年ぶりにそのメーカーに乗り換えたとかいう人が現れて、「運転が下手な人にはこのメーカーの良さはわからないよ!」そして「とりあえず買って(そのヘンな機械で)高得点が出せるようになるまで走り込め!」とか言い出すわけですよ。なにそれ!運転が下手くそな私が買ったところでどうやらお金のムダみたいです。なんかムカつくな・・・。そもそも「最初は楽しさがわからないというクルマ」に出会って一体どうしたら買おう!という結論になるんですかね(いいクルマはドア閉めただけでわかる!は言い過ぎかな)。このオッサンも典型的なカーメディアに流されて「このメーカーが今の流行だよ!」とガチで信じちゃっているようです。そんな機械なんてなくても、いつも走り込んでいれば「今のブレーキングはダメだ・・・」とか「進入速度が・・・」とかオシリで分かってくるもんじゃないですかね。なぜそういう判定基準まで機械に委ねてしまうのか? 

  とりあえず何でも「他者の視点」が基準なんでしょうね。評論家がいいというクルマはいい! みんなが面白いと言っているテレビ番組は面白い! そして機械が上手いと言っている運転は上手い・・・。どのメーカーとは言いませんけども、こういうふざけた商売するのって本当に最悪ですよね。まあ機能自体はOFFっておけばいいわけですけど、こういう自分の頭で考えない人と同じクルマに乗るってだけで、テンションはガタ落ちで全く買う気が起きないです。このメーカーは「3%の人に支持されるメーカーを目指す」とか開発主査クラスの人々が口々に言ってますけど、なんだかとんでもない3%を引き寄せちゃってないですか? 


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