2018年2月8日木曜日

トヨタ・プリウス(2018 / NO1) 『完璧』なのは認めよう。


なぜプリウスは作られ続けるのか!?
  トヨタのほぼ全ラインナップにハイブリッドが行き渡っていますが、それでもなお日本市場においては、一定のステータスを示す クルマとして生き残っているクルマがプリウスです。一応書いておくと、プリウスとアクアはシャシー、ボデー、タイヤまでをハイブリッドに最適化されていて、同サイズ・同重量のHVよりもさらに燃費が良くなるように設計されていて、もはやユニットではなくプリウスという技術の塊全体に価値があることも市場に十分に伝わっているようです。

なぜプリウスは批判を受けるのか!?
  設計における「ストイックさ」を売りにしているクルマを捕まえて、その退屈な走りをボロクソに言っていたオッサン達もかつてはそこら中にいましたが、さすがに自分の過去の発言は完全にお門違いだったと理解しつつあるようです。プリウスに対して「これに乗ってると運転がキライになる!!」とか言ってる有名評論家がいましたけど、それってミニバンを捕まえて「3列シートは狭いからやめろ!!狭くてクルマが嫌になる!!」なんて言っているのと同じ・・・。

なぜプリウスは全方向的に進化するのか!?
  的外れな批判に逆ギレもせず、さらに自らの努力で、その批判と向き合おうとするトヨタの姿勢は、全自動車メーカーのお手本となるべきですが、それを実現できるだけの開発費を注入できるのはトヨタだけなのも事実。他社にとっては「無いものねだり」になってしまいます。それに追い打ちをかけるかのように、トヨタもプリウスで輸入車顔負けの乗り味を追求し始めるという、絶妙なさじ加減には思わず笑ってしまいます。現行プリウスに乗って戦慄を覚えたカーメディアもたくさんあったはず。これはもう安易に批判できないレベル。今のカーメディアにとってはあまり触れたくないクルマなのだと思います。

なぜプリウスは執拗に他車を追い詰めるのか!?
  4代目プリウスの登場で確実に日本の「普通車」のハードルは上がりました。下手すると、あれ!?このクルマはあの燃費番長よりも乗り味が悪いぞ!?ってことになったら、もう安い意義に存在価値が見出せないですし。そして実際に結構な数の輸入車がやられてる。メジャーなところだと『V◯ゴ◯フ』とか。異論はあるでしょうけども、洗練されたTHSⅡと、最初から段付きのDSGでは、もはや住む世界が違うクルマです。

なぜプリウスはスルーされるのか!?
  「わざといいクルマに乗らない派」の人々にも発言権はありますし、輸入車の素晴らしさを存分に語る権利もあるんですけども、プリウスを批判したいのなら、プリウスと互角以上のエコを追求したクルマを見つけてこないと同じ土俵に立てないっすよね・・・。まあクドいですけども、プリウスの乗り味にイチャモンつけるのはお門違いってやつですから。

なぜプリウスは無敵なのか!?
  他のメーカーにとっては「悪夢」としか言いようがない。プリウスが「トヨタのベクトル」で高いスコアを出して、日本市場ではその評価のまま売れている。もちろんトヨタの戦略が高度すぎるというのもありますけど、ここまで硬直化した市場(日本のCセグ)にさっさと見切りをつけて、プリウスと同じセグメントでは直接戦わない!!という賢明な判断を下したのが日産。そして渾身設計のリーフで必死に反撃を試みていますが・・・。

なぜプリウスのフォロワーはでてこないのか!?
  そんなまともな判断もできずにあっけなく撃破されたのがアクセラとインプレッサ。新型プラットフォームが期待された両車でしたが、ややカーメディアの愚論に飲み込まれた結果な気がします。MQBなんてつぎはぎだらけの幻想に過ぎない。最近もメガーヌやらシビックやらが「中央突破」をしようとしているけども、輸入車なので供給体制にも限界があるだろうし、とりあえずはアクセラやインプレッサを超えることはなさそう。

なぜプリウスは売れ続けるのか!?
  どんなクルマならば日本市場のプリウスを粉砕できるのか!?欧州市場では、あの定番車であるVWゴルフをかつてはフォード・フォーカスが、そして今度はルノー・ルーテシアが上回ろうとしていますが、プリウスの影を踏めるクルマは!?2016年末に日産のノートe-POWERがプリウス一色だった2016年の普通車販売に待った!!とかけましたが、攻勢は長く続くこともなく、発売から2年以上が経った今もプリウスは売れ続けています。

なぜプリウスは上級グレードがよく売れるのか!?
  現行プリウスは350万円くらいする上級グレードがお買い得なのでよく売れています。もはやこの価格だとメルセデスC180やBMW318iが新古車市場で取得できる価格帯ですけども、上級グレードのプリウスも臨戦態勢は整っていて、350万円出してもいいかもと思わせる内容になっています。『40km/L』✖︎『上質』という組み合わせは、非常にコスパがいいなと感じる。燃費はそれほど重要視しないと口では言っていても、レギュラーガソリン1Lで30km走ってくれたらそりゃ嬉しいですよ。


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